外耳道異物
外耳道の異物になるのは小児ではビーズ、BB弾、消しゴム、キャップなどが多いです。
成人では毛(自分の毛、ペットの犬や猫の毛)、綿棒の先端、ティッシュペーパー、イヤホンの先端、補聴器の部品などがあります。
当院では外耳道異物の診療は保険診療となります。
成人では毛(自分の毛、ペットの犬や猫の毛)、綿棒の先端、ティッシュペーパー、イヤホンの先端、補聴器の部品などがあります。
当院では外耳道異物の診療は保険診療となります。
外耳道異物の症状
1.耳が聞こえにくい
2.耳閉感
3.耳漏(異物が長期にある場合)
2.耳閉感
3.耳漏(異物が長期にある場合)
外耳道異物(症例1)

外耳道の深部に綿棒の先端がはまりこんでいます。
綿棒で耳を掃除していたら、先端部がなくなってしまいました。
綿棒で耳を掃除していたら、先端部がなくなってしまいました。
外耳道異物(症例2)

髪の毛が1本入っています。
鼓膜に髪の毛が触れていると「ガサガサ」という音がするため、不快です。
鼓膜に髪の毛が触れていると「ガサガサ」という音がするため、不快です。
外耳道異物(症例3)
右鼓膜の上に水があります。
「ガサガサ」という音がするため、不快です。
水を吸引することで自覚症状はなくなりました。
「ガサガサ」という音がするため、不快です。
水を吸引することで自覚症状はなくなりました。

症例3、左図:水が鼓膜の上にあります。
症例3、右図:水を吸引しました。
症例3、右図:水を吸引しました。
外耳道異物(症例4)
乳幼児は手に触れるものを何でも外耳道に入れてしまうことがあります。
この症例のように外耳道の入口部であれば摘出しやすいですが、BB弾などが外耳道の深部にはまり込んでいる場合は、全身麻酔が必要になることがあります。
この症例のように外耳道の入口部であれば摘出しやすいですが、BB弾などが外耳道の深部にはまり込んでいる場合は、全身麻酔が必要になることがあります。

症例4、左図:BB弾が外耳道の入口部にはまり込んでいます。
症例4、右図:摘出したBB弾。
症例4、右図:摘出したBB弾。
耳の病気一覧
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難聴の分類と正常な鼓膜
難聴の分類と正常な鼓膜
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急性中耳炎
急性中耳炎は小児が罹患することが多い疾患であり、1歳までに62%、3歳までに83%が少なくとも1回は罹患すると言われています。
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滲出性中耳炎
滲出性中耳炎とは急性炎症を伴わないで、中耳腔に貯留液がある状態です。
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老人性難聴
加齢に伴って生じる難聴を老人性難聴と呼びます。
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突発性難聴
突発性難聴とは突然に感音難聴が発症し、原因が不明とされています。 発症から1か月以内に治療しないと聴力が悪いまま固定してしまいます。
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メニエール病
めまいが反復し、耳閉感、耳鳴り、聴力(低音域が多いです)の低下を伴うものをメニエール病と呼びます。
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耳垢栓塞
耳垢は耳垢腺からの分泌物、皮脂腺の分泌物、脱落した外耳道表層の角化細胞、耳の毛、埃などがあわさったものです。外耳道の形態異常や分泌物の性状によりmigrationが低下すると耳垢栓塞となります。
- 耳の掃除について
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外耳炎
頻回な耳掃除による刺激や耳漏の刺激により外耳道に炎症を起こしている状態です。
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外耳道異物
外耳道の異物になるのは小児ではビーズ、BB弾、消しゴム、キャップなどが多いです。成人では毛(自分の毛、ペットの犬や猫の毛)、綿棒の先端、ティッシュペーパー、イヤホンの先端、補聴器の部品などがあります。
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外耳道真菌症
外耳道深部に真菌(カビ)が寄生すると、剥がれた表皮が膜様物となって外耳道を覆うようになり様々な症状がでます。
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外傷性鼓膜穿孔
鼓膜の穿孔は直接的な刺激もしくは間接的な刺激でも生じます。
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外リンパ瘻
強く咳き込んだりして髄液圧が急激に上昇した場合に前庭窓、もしくは蝸牛窓が破綻して瘻孔を作った状態です。