耳垢栓塞
耳垢は耳垢腺からの分泌物、皮脂腺の分泌物、脱落した外耳道表層の角化細胞、耳の毛、埃などがあわさったものです。
耳垢の性状は分泌物の性質により乾性と湿性に分けれられます。一般的には湿性の耳垢の方が栓塞しやすいです。
耳垢の性質は遺伝により決まっており、変わることはありません。
耳の奥にある鼓膜から耳の入り口に向けて異物を排出する機能(migration)があります。通常では月に1度外耳道入口部の耳垢を除去するだけでよいとされています。
ただし外耳道の形態異常や分泌物の性状によりmigrationが低下すると耳垢栓塞となります。
耳垢の性状は分泌物の性質により乾性と湿性に分けれられます。一般的には湿性の耳垢の方が栓塞しやすいです。
耳垢の性質は遺伝により決まっており、変わることはありません。
耳の奥にある鼓膜から耳の入り口に向けて異物を排出する機能(migration)があります。通常では月に1度外耳道入口部の耳垢を除去するだけでよいとされています。
ただし外耳道の形態異常や分泌物の性状によりmigrationが低下すると耳垢栓塞となります。
耳垢栓塞の症状
1.耳がつまる
2.聞こえにくい
3.耳がカサカサする
2.聞こえにくい
3.耳がカサカサする
耳垢栓塞の治療
治療は耳垢を摘出することです。
耳垢をとることは痛みに敏感な外耳道に触れるため、痛みを伴うことがあります。
耳垢を摘出できなければ、耳垢を溶かす水を処方します。
自宅で耳垢を溶かす水を1週間連日使用した後、再度受診して下さい。
耳垢をとることは痛みに敏感な外耳道に触れるため、痛みを伴うことがあります。
耳垢を摘出できなければ、耳垢を溶かす水を処方します。
自宅で耳垢を溶かす水を1週間連日使用した後、再度受診して下さい。
耳垢栓塞(症例1)

症例1のような少量の耳垢であっても、鼓膜に接していると「ガサガサ」という音がして不快なことがあります
耳垢栓塞(症例2)

外耳道をほぼ占める巨大な耳垢。4㎝弱ありました。
耳の病気一覧
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難聴の分類と正常な鼓膜
難聴の分類と正常な鼓膜
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急性中耳炎
急性中耳炎は小児が罹患することが多い疾患であり、1歳までに62%、3歳までに83%が少なくとも1回は罹患すると言われています。
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滲出性中耳炎
滲出性中耳炎とは急性炎症を伴わないで、中耳腔に貯留液がある状態です。
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老人性難聴
加齢に伴って生じる難聴を老人性難聴と呼びます。
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突発性難聴
突発性難聴とは突然に感音難聴が発症し、原因が不明とされています。 発症から1か月以内に治療しないと聴力が悪いまま固定してしまいます。
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メニエール病
めまいが反復し、耳閉感、耳鳴り、聴力(低音域が多いです)の低下を伴うものをメニエール病と呼びます。
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耳垢栓塞
耳垢は耳垢腺からの分泌物、皮脂腺の分泌物、脱落した外耳道表層の角化細胞、耳の毛、埃などがあわさったものです。外耳道の形態異常や分泌物の性状によりmigrationが低下すると耳垢栓塞となります。
- 耳の掃除について
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外耳炎
頻回な耳掃除による刺激や耳漏の刺激により外耳道に炎症を起こしている状態です。
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外耳道異物
外耳道の異物になるのは小児ではビーズ、BB弾、消しゴム、キャップなどが多いです。成人では毛(自分の毛、ペットの犬や猫の毛)、綿棒の先端、ティッシュペーパー、イヤホンの先端、補聴器の部品などがあります。
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外耳道真菌症
外耳道深部に真菌(カビ)が寄生すると、剥がれた表皮が膜様物となって外耳道を覆うようになり様々な症状がでます。
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外傷性鼓膜穿孔
鼓膜の穿孔は直接的な刺激もしくは間接的な刺激でも生じます。
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外リンパ瘻
強く咳き込んだりして髄液圧が急激に上昇した場合に前庭窓、もしくは蝸牛窓が破綻して瘻孔を作った状態です。